着る方と着付け師の間の?(はてな) a question from the wearer to the kimono dresser

着付けに使うタオルってどんなのがいいの?

成人式や冠婚葬祭などで着付けを予約すると、着物道具一式にタオル3、4枚とあったりします。

このタオルがどんなのがいいのか悩まれる方が結構いらっしゃるみたいです。

薄いタオルがいいです!

タオルの用途は補正です。着物は真っ直ぐに縫っているので、凹凸がある体に着付けるとどうしてもシワになることがあります。それを防ぐ為に、必要なところにタオルを巻いて凹凸を無くしてから着付けをしていきます。

タオルは凹凸を無くす為の道具なので、タオルに厚みがありすぎるとへこんだ部分が出ている部分より盛り上がってしまう可能性もあります。それは着膨れにも繋がりますし避けたいですよね。

なので着付けの観点からみると使い古しや100均のタオルで本当に構わないので、薄いタオルを持っていくと良いと思います。凹凸が強い方は、薄いタオルを多めに持っていくと良いでしょう。

タオルは、肌着の上に巻いていきます。なので肌触りはあんまり気にしなくて良いとは思いますが、肌着は薄いので、敏感肌の方などはあまりゴワゴワしたり刺繍があったりするタオルは避けた方が良いと思います。

ちなみに、肌着、タオル補正、長襦袢、着物の順に着物は着ていきます。腰紐などを巻き始めるのが長襦袢からになります。なのでタオルには、着物にあまり慣れていない方には腰紐が痛くないようにクッションの意味もあったりします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

10/24~10/30